北朝鮮の労働新聞は9日、平壌4?25文化会館で行われた第2次軍人家族熱誠者大会に出席し、軍人家族の芸術サークルの公演を観覧したと報道した。
デイリーNKの北朝鮮内部情報筋によると、公演参加者の大半は、生産実績が良かった部隊内の農畜産部門に所属していたり、軍部隊別の芸術公演で優秀な成績を収めた軍人の妻だ。今回の「1号行事(金正恩が参加するイベント)」のために数ヶ月間も練習を繰り返してきたというが、これが原因で家庭内でのいざこざも起こっているとのことだ。
「軍人の妻は、練習で家を空けることも多く家事が疎かになる。そのため、夫が家事や子供の面倒見て夫婦げんかが起こる場合もある」
「誰が主婦で、誰がその家の主(あるじ)なのか、わからない」
「妻が夫の世話をするべきだが、一日中社会活動をするので(軍人の夫は)訓練に集中出来ないと、部隊にクレームが来る」
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面参加者は、不満を抱きつつも「こんなしんどい思いをしているのだから、カラーテレビやドレスでも貰えたらいいのに」と、大会後に与えられるかもしれない「贈り物」に期待している。
1990年代末に開かれた「第1次軍人家族熱誠者大会」の参加者には「アリラン」カラーTVが贈られた。しかし、大会後も「平壌市民にも見せるため」という理由で一ヶ月ほど公演活動に拘束したため、軍隊から不満の声があがったと先述の内部情報筋は話す。
紙を読みながら演説した金正恩の写真は、大々的に宣伝されたが住民は頭を傾げているとのことだ。
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「何が不安で紙を持って演説しているのか?内容を間違えないためかもしれないがね」