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北朝鮮の市場における米の値段は、今月初めまで下落傾向にあったが、最近また上昇に転じたことが判明した。干ばつで稲が枯れてしまい、市場に流通する米の量が減少したためだ。

降水量不足で作物枯れる

咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋は現地の状況を次のように伝えてきた。

「ほとんどの協同農場で麦の収穫が去年より減少した」

「穀倉地帯の黄海道(ファンヘド)と平安道(ピョンアンド)の稲には実の入っていない殻が多く、トウモロコシは夏の日照りで枯れたものの方が多いほど」

今年の春から数ヶ月間続いた干ばつで、北朝鮮のほとんどの地域の貯水池は底まで干上がり、水力発電所は稼働と停止を繰り返した。北朝鮮は住民を総動員して干ばつ被害を防ぐための努力を行ってきたが、貯水量を回復させられずに被害が発生した。

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気象庁が発表した資料を確認した結果、秋の穀物生産に影響を与える北朝鮮の8月の降水量は、89.6ミリで平年(199.2ミリ)より少なかった。特に平安南道(ピョンアンナムド)と黄海南道(ファンヘナムド)は平年比30%未満となっている。 9?10月も北朝鮮のほとんどの地方で降水量が平年比40〜50%未満と非常に少なかった。