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金日成神格化のために制作されたミイラが少しずつ変形し「偉大な首領様は我々と常にともにいらっしゃる」という宣伝・扇動も住民には今や通用しないという事実が端的に見て取れる。金氏一族に対する偶像化宣伝に注力する北朝鮮当局だが、金日成のプロパガンダ(宣伝)も容易でない状況にあることを示している。

合わせて遺体が腐敗するのを防止するため、莫大な費用が消費されているとの事実が住民に広まり、金日成のミイラに対する非難がますます増えているという。

住民は「(金日成のミイラ)腐食を防ぐための薬剤が想像もつかないほどの大金がかかる。肉が腐らない薬を外国から輸入し使用しているが、その額は我々が一生触ることの出来ない大金」と話しては不満を吐露しているという。

平壌市大城区域ミアム洞に位置する「錦繡山太陽宮殿」に安置される遺体は「エンバーミング」という技術を利用して防腐処理が施されており、生前の姿をそのままに保存する。専門家ごとに意見は異なるが、死体を保存する過程で100万ドル(約11億ウォン)が必要であり、持続的な管理費用として年間80万ドルが追加で必要だという。