北朝鮮は1994年7月、金日成が逝去した翌日の9日、全住民に死亡のニュースを伝え哀悼期間を宣布した。同月12日、朝鮮中央TVは金正日が党・軍・政の責任幹部らを連れて金日成の遺体を惨敗する姿を通し遺体を初めて公開。その後一般住民への参拝も強要した。
消息筋によると、こうした北朝鮮当局の参拝強要がむしろ副作用を量産する形態を見せているという。長期にわたり参拝を続けたきた住民の間では、「首領様(金日成氏)の皮膚がしぼんだ」「頭など体格が縮小した」「黒色の部分が多くなるなど色も変わった」などの遺体腐敗説が出ている。
幹部らの間では「タラの干物が小さくなるように水が抜けているのでは」という直接的な言及も見られ、当局も頭を悩ませている。「金日成の遺体腐敗」に対する噂が今日明日に始まったことではなく広範囲に拡散している状況で、当局の取締りは容易でないと消息筋は伝える。
消息筋は「一般住民より情報が多い幹部らはあからさまには話さないだけで裏ではこうした話をしている。(当局は)こうした奄ノ対し『(ミイラは)元々小さくなるもの』という説明しかできずにいる」と話した。