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こうした内容をもとに金日成の遺体が永久保存され始めた1994年から現在までを計算すると、北朝鮮当局は20年間で計1700万ドル(約200億ウォン)の費用を遺体管理につぎ込んできたことになる。

消息筋は「生計が苦しい住民は、遺体が腐ることを心配するよりも、そこにかかる費用が多いために自分たちの生活が苦しいとの不満を抱えている。会議や講演会で『元帥様(金正恩氏)一家に対し知ろうともせず、たとえ知っていたとしても話をするな』と脅し口調で強調するために口に出さないだけ。もし処罰や監視がひどくなければ、おそらく『死体には大金をつぎ込み、生きている住民には一銭も渡さないという天罰を受ける行為を行っている』と非難するだろう。7月であるためほとんどの家庭は食糧が底をつき生活が厳しい。それでも幹部らは処罰を恐れ、住民を無条件に哀悼行事に参加させている。こうした行事(金日成の哀悼行事)のために『毎年死んだ人間のために生きている人間が苦労する』という不満が出ている」と話した。

北朝鮮は毎年金日成の誕生日(4月15日)と逝去日(7月8日)を前後し、全体住民に哀悼期間を宣布。同期間中は金日成の功績を称えるなど、各種政治行事が実施され住民も強制的に動員される。