元高位幹部の脱北者は24日、デイリーNKに「北朝鮮当局が行う対策は常に問題が発生すると住民を動員し収拾するだけで終わる。干ばつに対しても同じ。都市計画を立てる際、遊技場建設など風ァったことだけに熱を上げるのではなく、住民生活に直接的に関連する施設整備に乗り出すべき。山に木がないために貯水池の水も非常に不足している。そのため干ばつが少しでも続くと被害が拡大する。こうした状況にもかかわらず、北朝鮮当局は何の対策も立てないまま、労働力動員で解決しようとするため、今回の干ばつにより住民は5月は『田植え』、6月は『水運び』に動員されるはめとなり、苦難を強いられ続けている」と説明した。
一方、デイリーNKは4月、黄海道及び西部穀倉地帯で春の干ばつが深刻化しており、「農村支援戦闘」期間を一月程度早め、学生と住民が農作業に動員されていると報道している。