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◆平安北道の工場労働者として農村動員に参加したチェ・ヒョク(仮名)さん

機関、企業所の農村動員は5月20日から本格化する。90年代までは5月20日から6月10日までの短期間だったが、それ以降は7月20日までに期間が伸ばされた。田植え戦闘、草取り戦闘、草刈り戦闘など、北朝鮮は戦闘という言葉が必要不可欠。しかしこの戦闘というのが面白い。

農場までの距離は30里。自転車を持っている人は9時までにやって来るが、自転車のない人は延々歩いて10時頃にようやく着いた頃にはヘトヘトになって農作業も何もあったもんじゃなかった。

午前中は何とか時間をつぶしてお昼になると昼食をつまみに酒を飲む。午後の作業は2時から5時までだが、特にノルマが決められているわけではないために暇を持て余すことが多い。

しかし、企業所が農村動員を行ったとの工数確認証がなければならない。労働者の農村支援工数は計画があるため、職場長は農場作業班長と談合して虚偽の計画工数を作成したりする。