北朝鮮にとって、ベラルーシとの協力は、食糧不足の緩和と外貨獲得、軍事技術交流という複合的な利益をもたらす。一方、ベラルーシ側も、西側制裁で孤立する中、北朝鮮という新たな供給源と市場を得ることで、軍需産業の維持を図る狙いがあるとみられる。

国連安保理では、制裁履行の強化と監視体制の再構築が急務となっているが、ロシアと中国が常任理事国として拒否権を持つ中、実効性ある追加措置の実現は見通せない。北朝鮮を取り巻く制裁包囲網は、地政学的対立の激化とともに、次第に形骸化の危機に直面している。