北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が26日、核兵器研究所などの核関連分野の科学者、技術者に会い、核物質の生産および核兵器の生産に関連する重要協議会を指導した。朝鮮中央通信が伝えた。

会議には朝鮮労働党中央委員会の洪承武(ホン・スンム)第1副部長が出席した。

金正恩氏は、「核物質生産部門と核兵器研究所がわが党が示した新たな重大戦略の二つの課題を貫徹した結果、国の核能力高度化のキーポイントが完璧に解決された」と満足した。

また、「数日前、最高人民会議第14期第13回会議でも言明したように、強い抑止力、すなわち核戦力を中枢とする力による平和維持、安全保障論理はわれわれの絶対不変の立場である、国家の核対応態勢を引き続き進化させるのは共和国の安全環境上必須の最優先課題であり、国家の現在と未来のための最も正確な選択であり、われわれが堅持すべき変わらない義務である」と断言した。

そのうえで、「国家の主権安全と利益、発展権を確実に保証する核の盾と剣を絶えず研ぎ、更新すべきであるとし、そのためにわが党と共和国政府は核技術分野に持続的な発展のための全ての可能性と条件を最優先的に提供・支援する」と強調した。