しかし毎年、数十人の労働者が死亡し、家の柱やオンドル(床暖房)にウラン採鉱の廃鉱石を使うことが多いため、放射能汚染はさらに拡大しているという。ウラン廃鉱石は熱を加えると放射能が発生するため、何の前触れもなく死亡することもあるという。
情報筋はさらに次のように述べた。
「被害が続出し鉱山労働者の間で当局は措置を取るべきとの声が上がっているが、党秘書は『寧辺(ニョンビョン)発電所や試験所に比べればたいしたことはない。党の配慮による豊富な配給をありがたく思え。他所に行くなどとは夢にも思うな。絶対に認めない』と脅しをかけている」
実験所とは、咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡豊渓里(プンゲリ)にある核実験場のことを指す。この周囲では深刻な環境汚染が報告されているが、党秘書はそれを認めた形となる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面鉱山労働者と家族らは「当事者はともかく子供まで被害を受けるとは。核の被害を受け継ぐなんてやりきれない」と不満を吐露している。