北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が26日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)西部地区ミサイル連合部隊が行った戦略巡航ミサイルの発射訓練に立ち会った。朝鮮中央通信が伝えた。
朝鮮労働党中央軍事委員会委員の金正植(キム・ジョンシク)大将とミサイル総局長の張昌河(チャン・チャンハ)大将が同行した。
発射訓練の目的は、「朝鮮民主主義人民共和国の安全環境を重大に侵害し、対決の環境を助長し激化させている敵に、任意の空間での朝鮮人民軍の反撃能力と様々な核運用手段の準備態勢を見せ付け、国家核抑止力の信頼性を示すとともに、戦略巡航ミサイル区分隊を不意の火力任務の遂行に熟達させることである」と同通信は伝えた。
戦略巡航ミサイルは、「7961秒間、7973秒間1587キロの楕円軌道に沿って飛行し、標的を命中打撃した」という。
金正恩氏は訓練結果に満足しながら、「強力な攻撃力で保証されるのが最も完成した抑止力であり、防衛力であると、核戦力のより徹底した臨戦態勢を整え、その使用に万般に準備されることでしっかりした核の盾をもって国家の主権と安全を永久的に守っていくのは、共和国核戦力に付与された責任ある使命と本分である」と強調した。