北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が27日、完工した平壌総合病院を視察した。朝鮮中央通信が伝えた。
平壌総合病院の建設は2019年12月に行われた朝鮮労働党中央委員会総会で決定された。金正恩氏は2020年3月に行われた着工式に出席し、党創立75周年にあたる10月10日までに完成させるよう指示したが、計画どおりに工事が進まなかったと見られ、進捗状況すら報じられていなかった。金正恩氏は2024年1月の施政演説で同年内の完工を訴えたが、今年2月にやっと完工にこぎつけた。党創立80周年を迎える今年の10月に開院を予定しているという。
党中央委員会政治局常務委員会の朴泰成(パク・テソン)委員(閣総理)と党中央委員会の幹部、保健医療部門、関係部門の幹部らが同行した。
金正恩氏は病院の各所を見回り、「全ての要素に先進建築術の諸般の要求がしっかり具現され、施行も非の打ち所がないように本当に立派にした、治療室と入院室をはじめ各系統の専門施設が高い質的水準で整えられた、これは党の意図通りに各関連単位が設計と施工、運営の3者合意を実質的に行ったことに起因する」と述べた。
また、「平壌総合病院が開院後、人民の病気の治療と快癒で本然の使命と役割を十分に発揮させるためには運営の準備でいささかの手抜かりもあってはならない」と主張した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面つづけて、「平壌総合病院をモデルの医療拠点に打ち建てたことに基づいて国の全般的な保健医療を振興させるのは、人民大衆中心の朝鮮式社会主義の優越性と本態を擁護・固守し 発展させるための重要な革命事業であるとし、今後、新たに打ち建てられる中央級病院だけでなく、全国の市・郡に築かれる病院を近代的に建設するための綱領的課題を示した」という。
さらに、「遠隔医療サービスシステムをはじめ病気の診断と治療、健康増進を図る医療サービスをより合理的に、効率的に行える体系と方法を導入し、条件も整えて人民の誰もが地域に関わらず優れた社会主義保健医療制度の実質的な恩恵と保護を受けるようにすべきである」と述べた。
そのうえで、「新時代の保健医療革命を起こしてわれわれの保健医療を最も先進的かつ近代的で世界的な保健医療につくろうというのがわが党の確固たる決心である」と強調した。