さらに「複数の都市で『オパシ』(悪質な保安員を意味)が夜中に殺害される事件が多発し、法官(検察、保安員、分駐所員)も緊張している」と伝えた。
情報筋は「運が悪いと本人はもちろん家族にまで被害が及ぶ。先週末も清津市内で、午後9時頃、退勤中の保安員が鈍器で殴られ殺害された」と話した。清津市保安当局はこの殺人事件が個人的な恨みによる報復とみて、保衛部まで投入し捜査に乗り出した。
このほかにも咸鏡北道金策(キムチェク)では、30代の保衛員が昼間自宅で昼寝中に殺害された。江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)と咸鏡南道(ハムギョンナムド)咸興(ハムン)でも保安員が路上で殺害されるなど、保安機関は非常事態であると情報筋は伝えた。
遺体の横に「犯行声明」のメモ
情報筋は「これらに共通した特徴は、普段保安員として評価されているなかで、最近のような無理な取り締まりと逮捕に乗り出した点。保安機関に勤務する人が『何かと不安だ』と言っていた」と話した。