北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が24日、国防科学院無人機研究所の無人機性能試験を現地指導した。朝鮮中央通信が伝えた。同通信が公開した報道写真から、自爆型ドローンの試験と見られる。
趙甬元(チョ・ヨンウォン)、李炳哲(リ・ビョンチョル)、朴正天(パク・チョンチョン)をはじめ朝鮮労働党中央委員会の幹部が同行した。同通信は、「相異なる打撃圏内で利用される無人機は、地上と海上で敵の任意の目標を攻撃する使命を帯びている。各種の無人機は、設定された異なる航路に沿って飛行し、全てが指定の標的を正確に識別し、打撃・掃滅した」と報じた。
金正恩氏は、「世界軍事科学の趨勢からしても、戦場での戦闘経験からしても異なる類型の無人機を開発し、その戦闘的性能を絶えず高めるのは戦争の準備において重要な割合を占める、戦略偵察および多目的攻撃型無人機だけでなく、戦術的歩兵および特殊作戦区分隊が使用できる各種の自爆型無人機もより多く開発・生産すべきである」と強調した。
また、「海を控えている海洋国の特性に即して核魚雷のような水中戦略兵器システムはもちろん、各種の自爆攻撃型水中無人艇も不断に開発すべきであり、無人機の開発で人工知能技術を積極的に導入する方向へ進まなければならない」と述べた。
そのうえで、「新たに開発した無人機の戦術的・技術的特性と諸元に満足の意を示し、戦闘適用試験をより難度を高めて行って一日も早く人民軍部隊に装備させなければならない」と強調した。