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北朝鮮の首都・平壌で4日、新型戦術弾道ミサイル発射台が国境部隊に引き渡される記念式が行われた。金正恩総書記(国務委員長)が出席し演説を行った。朝鮮中央通信が伝えた。

同通信によると、「軍需部門の各重要企業所が生産した250台の新型戦術弾道ミサイル発射台」が国境第1線部隊に引き渡された。

金正恩氏は記念式に先だち、新型戦術弾道ミサイル発射台を見て回り、「一国にとって経済建設や国防力の強化、人民生活の向上、自然災害復旧などはいずれも疎かにしてはならない国家の重要事業であり、基本機能である」としながら、「全国が水害復旧のための闘いに奮い立った時であるにも関わらず新型兵器システムの受け渡し記念式を行うのは、人民死守、主権守護の根本保証である国防力の強化をいかなる環境の中でも停滞させずに推し進めようとするわが党の透徹した意志の発現であり、われわれが国家建設で堅持している不変の原則的な立場である」と強調した。

金正恩氏は続いて行った演説で、「建国以来、軍創設以来、初めてとなる威嚇的な壮観が示唆する重要な政治的・軍事的意義とわが国家が直面した軍事的安全環境の重大変化、そして米国とその手先の日を追って凶暴になる軍事的対決企図に対する厳正な分析に基づいて、わが共和国武力の無限の強勢とそれをしっかり裏付ける自立的防衛産業の連綿たる進歩のための諸般の課題を宣明した」という。

また、「自主と正義、平和は絶対無比の自衛力によってのみしっかり保証され、絶え間なく更生する強大無尽の力にわれわれの永遠なる勝利と真の平和、幸福と平安がある」と主張した。

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そのうえで、「偉大なわが国家の自主的発展とわが人民の平和で繁栄する新しい生活のために屈することなく闘い、絶え間ない変化と前進的成果を収めていこう」とアピールした。

金正恩氏は「新型戦術弾道ミサイル発射台を国境第1線部隊に装備させることに関する朝鮮労働党中央軍事委員会委員長の命令書」を北朝鮮軍総参謀長と各前線大連合部隊長に下達した。