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道党部長クラス以上は中国産乗用車、区域党書記・人民委員会委員長にはロシア産乗用車があてがわれた。工場や企業所支配人の党書記に対しては北朝鮮製の「フィパラム」「ポックギ」などの車両を購入して利用するようにと指示が出されたが、3万ドルを超える高額のために購入が難しいとの反応を受け、割引・分割などを利用せよと命じた。

金日成も1990年代はじめ、日本車の廃棄を指示したことがある。当時、錦繍山太陽宮殿(当時は記念宮殿)で物資の積み下ろし作業にあたっていた日本のいすゞ製トラックを見た金日成が、「抗日パルチザンの討伐軍を乗せていたいすゞ車が私のプライベートな場所にまで入ってくるとは」と激怒したという。