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咸鏡北道党書記は輸入乗用車300台余りを咸北道の競技場に集め、主要幹部が見守る中、クレーンで全車両を押しつぶしクズ鉄にしたという。

一般乗用車に対する廃車作業は2010年の国防委員会による根絶指示後、本格化した。金正日の指示から代替車両の確保には4年がかかった。平壌市と党、行政機関、保衛機関では2007年から日本車が消えだした。2011年には全国規模で工場、企業所、外貨稼ぎ事業所で使用される乗用車が本格的に廃車処分されていった。

消息筋は「当時咸北道党と道人民委員会が廃棄した日本車だけでも数百台以上」と述べた。また、咸鏡北道党関係者の証言を引用し「全国的な規模で何の問題もない乗用車が処分された」と付け加えた。

日本車の代わりとして金正日は2010年10月、全国の道党に代替乗用車を支給。道党では大々的に乗用車伝達のための集会が開催された。