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当局のこのような措置は2006年に出された、金正日による日本製車両廃棄指示によるもの。金正日は当時、元山ー平壌高速道路で自分の車を追い越す日本車を見て「ああいう日本製の車を見ると目から火が出るようだ」と言い、日本車を全て廃棄するよう指示を出したことが発端との説がある。

別の脱北者は「日本製バンでカーテンを引いて賭博や麻薬など、各種退廃行為が行われているとの報告がなされるや、ただでさえ日本の北朝鮮政策が気に食わない金正日が日本車を全てなくすよう指示を出した」と話した。

北朝鮮の日本製自動車根絶政策を端的に表す事件がある。2008年、咸鏡北道のナムガン貿易会社(外貨稼ぎ事業所)が日本製中古自動車を羅津港から輸入した。これを知った咸鏡北道党書記が中央に全量廃棄すると報告するや、当局がこれを承認したという。