人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

部隊は、事故で負傷した場合、栄誉軍人(傷痍軍人)の称号と勲章が与えられると激励したが、誰一人として積極的に作業に取り組もうとしない。かつては配給を優先的に受けられるなど実利の伴っていた称号や勲章も、今では何の役にも立たないことを知っているからだろう。

(参考記事:北朝鮮の「栄誉軍人」国からの支援途絶えて餓死寸前

一方で当局は、軍事境界線付近で脱北を試みて逮捕された者は、厳しい裁きを受け、永遠に拭えない反逆の恥辱を一族に残すことになると警告している。本人や直系家族を管理所(政治犯収容所)送りとして、親戚にも類が及ぶということだろう。

(参考記事:【徹底解説】北朝鮮の身分制度「出身成分」「社会成分」「階層」