北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が22日、600ミリ超大型ロケット砲兵区分隊による初の「核反撃仮想総合戦術訓練」を指導した。朝鮮中央通信が23日、伝えた。
超大型ロケット砲兵部隊について同通信は、「国家核戦力の迅速反撃能力を実質的に強化し、戦争抑止力を向上させる上で重要な分を担当する」とし、訓練は、「われわれの核戦力の信頼性と優秀性、威力と多様な手段に対する示威、核戦力の質量的強化を基本目的とし、わが共和国に反対する敵の軍事的対決騒動がいつよりもごく挑発的かつ侵略的な性格を帯びて強行されている時期に行われたことによって、敵に送る明確な警告信号となる」と強調した。
米韓は4月12日から連合編隊軍総合訓練を実施し、18日には連合空中訓練を実施した。
訓練には、朝鮮労働党中央委員会の金正植(キム・ジョンシク)副部長が同行し、ミサイル総局の張昌河(チャン・チャンハ)総局長が指揮した。
訓練訓練を通じて、「全ての核戦力に対する指揮および管理統制運用システムの信頼性を多角的に再点検し、超大型ロケット砲兵部隊を迅速に核反撃へ移行させるための行動秩序と戦闘法を熟達した」とし、「不屈の対敵意識と確たる主敵観を身に付けて殲滅の砲弾を一斉に撃ちだした超大型ロケット砲は、優れた威力と完璧な実戦態勢を力強く誇示し、射程352キロの島の標的を命中打撃した」と同通信は強調した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金正恩氏は、訓練結果に満足し、「恐るべき威力を誇る世界最強の朝鮮式戦術核攻撃手段が迅速で徹底した反撃態勢で有事の際に重要な自分の戦略的任務の遂行に忠実に動員されるようにしっかり準備されている」と述べた。
また、「敵が武力使用を企図しようとするなら躊躇することなく重大な使命を決行するであろう」と主張した。