北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が重要軍需工場を現地指導した。朝鮮中央通信が15日付で伝えた。
重要軍需工場の概要と日時は報じられていない。金正恩氏が14日に指導した新型地対海ミサイル「パダスリ(ミサゴ)6」型発射実験に関する報道と同日であることから、パダスリ6型の製造に関わる工場の可能性もある。
朝鮮労働党中央委員会の朴正天(パク・チョンチョン)、趙春龍(チュ・チュンリョン)の両書記が同行し、第2経済委員会のコ・ビョンヒョン委員長と工場の責任活動家が迎えた。
金正恩氏は工場を見て回り、「わが武力の強化において同工場が受け持っている重大な任務について改めて強調し、現在の情勢と革命発展の要求に即して軍需品の質を向上させ、生産を画期的に増やす上で提起される綱領的課題を示した」という。
また、「工場では彼らが国防力強化のための党の政策と情勢の要求を誰よりも熟知し、熱烈な祖国愛、透徹した主敵観と対敵意志を満装填した力で生産的高揚を起こすように政治活動を強く行い、生産の手配と指揮を抜かりなくすることで、軍需生産に飛躍的な革新をもたらすべきである」と強調した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面そのうえで、「同工場をはじめ重要中核工場が発展する先端国防科学技術時代の要請に即して近代化と生産能力を絶えず拡大するための活動を恒久的に推し進める問題と、第2経済委員会全体が重要な新しい計画に着手することに関する方向も示した」と同通信は伝えた。