北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が31日、朝鮮労働党中央委員会の本部庁舎で朝鮮人民軍(北朝鮮軍)大連合部隊長と指揮官に会って激励した。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は、「わが人民軍軍人が党と人民への限りない忠実性と命令・指示の実行での絶対性、無条件性の武力衝突の危険が刻一刻現実化している朝鮮半島地域の危うい安保環境と米国をはじめとする敵対勢力の軍事的対決策動の性格を再び詳細に分析し、このような情勢はわが国家の安全と平和守護のための霊剣をさらに鋭く研ぎ澄まし、軍隊の経常的な軍事的備え態勢を完璧に整えていくべき切迫性を示唆している」と述べた。
(参考記事:「韓国とは統一実現しない。戦争なら全土を平定」金正恩氏、党総会で宣言)
また、「朝鮮革命が力強く前進するほど、これを妨げようとする米帝と大韓民国の一味の断末魔の策動はより一層増大するであろうと述べ、わが軍隊は不屈の対敵意識と透徹した主敵観を身につけて敵のいかなる形態の挑発も容赦なく粉砕しなければならず、もし、敵が反朝鮮軍事的対決を選択して火ぶたを切るなら、瞬間の躊躇もなく超強力的な全ての手段を動員してせん滅的な打撃を加えて徹底的に壊滅させるべきである」と述べた。
そのうえで、「党の強兵建設路線と軍事政策の貫徹でさらなる成果を収めることで、2024年を戦争準備強化の新しい全盛期に輝かしていく」との確信を表明した。