北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が16日、父・金正日総書記の11周忌に際して、金正日氏と祖父である金日成主席の遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝した。朝鮮中央通信が17日、伝えた。
朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会の金徳訓(キム・ドックン)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)、崔龍海(チェ・リョンヘ)の各委員をはじめ、党と政府の幹部らと省、武力機関の活動家らが参列した。名前が「ジュエ」とされる実娘や、妹の金与正(キム・ヨジョン)党中央委委員会副部長は参列しなかった模様。
金正恩氏が金日成・金正日の両氏の銅像に花籠をささげ、労働党中央委員会、国務委員会、最高人民会議常任委員会、内閣の名義による花籠が献じられた。
金正恩氏は、「チュチェの赤旗を高く掲げて長きにわたる革命指導史を英雄的闘争と人類史的業績でつづり、わが党と国家が永遠に上昇一路をたどることのできる尊厳と繁栄の堅固な礎石を築いてくれた国防委員長に謹んで永生祈願のあいさつをささげた」と同通信は伝えた。