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北朝鮮の金正恩総書記は最高人民会議第14期第9回会議で演説を行い、「核戦争抑止力の強化において飛躍の全盛期を確固と開いた」と強調した。朝鮮中央通信が伝えた。

金正恩氏は演説で、2023年の成果において「国家防衛力、核戦争抑止力の強化において飛躍の全盛期を確固と開いた」としながら、「強力な防衛力と圧倒的な攻撃力を徹底的に備えた共和国の威力ある実状を現実で見せるこのような目覚ましい成果は、自分の自主権と生存権に手出しするいかなる行為も許さないという朝鮮の胆力と決行力がどんなものであるのかを明々白々と証明しました」と強調した。

また、「全地球的範囲で『新冷戦』構図が現実化し、主権国家の存立と人民の生存権まで重大に脅かされている現況は、ひどい試練を乗り越えて核戦力を建設し、それを不可逆の国法に固着させたわが共和国の決断が最も至当であることを立証しています」と述べた。

一方、米国が「『大韓民国』との共謀の下にわが国家に対する核兵器の使用を目的とした『核協議グループ』を稼働させたことに基づいて、侵略的性格が明白な大規模の核戦争合同軍事演習を再開し、朝鮮半島地域に核戦略資産を常時配置水準で送り込むことで、わが共和国に対する核戦争脅威を史上、最悪の水準へと極大化して」いるとし、「日本、『大韓民国』との3角軍事同盟システムの樹立を本格化することによって、戦争と侵略の根源的基礎である『アジア版NATO』がついに自分の醜い正体を現すことになったし、これはいわゆる修辞的威嚇や表象的な実体ではない実際の最大の脅威」だとしながら、日米韓が進める安全保障の連携強化への対抗心を露わにした。

さらに、「いったん保有した核は歳月が流れ、代が交代しても国家の永遠なる戦略資産として保存、強化し、誰も、いかなる場合にもこれをき損できないようにすべき必然性を痛感」したとし、今後も核開発を進め、核を放棄しないことを明言した。

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金正恩氏は、経済分野の課題に言及しながら、「最近、国家的な災害防止活動で極めて重大な欠点が集中的に現れたことだけを見ても、依然として国家指導機関と活動家の活動に無秩序、無責任感、無関心さをはじめとする弊害が根深く内在していることを実証しています」と、組織内部の問題を厳しく非難した。

さらに「共和国政府は、全ての機関、企業、公民が高い政治意識、責任意識を持って国家の中央集権的規律に服従し、国の法を徹底的に順守し、あらゆる反社会主義・非社会主義的行為を抑止するように統一的で度合い強い統制と闘争を引き続き強力に展開しなければなりません」と述べた。

そのうえで、「わが共和国の強大な力と地位を再び誇らしく体感するようになる意義深いこの席で私は、みなさんが偉大なわが祖国の強化・発展のための聖なる愛国闘争に総奮起することで、今年を誇るべき勝利の年に立派に飾ろうということを熱烈に呼び掛けます」と述べた。