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北朝鮮の金正恩総書記が27日、核兵器開発の現場を視察した。朝鮮中央通信が伝えた。

朝鮮労働党中央委員会の洪承武(ホン・スンム)第1副部長をはじめ、党中央委員会軍需工業部の活動家と、核兵器研究所とミサイル総局の活動家らが参加した。

同通信は、「朝鮮民主主義人民共和国核兵器研究所は、朝鮮労働党第8回大会と党中央委員会第8期第6回総会が示した核兵器の発展方向と戦略的方針に従って、朝鮮の核戦力を質量ともに強化するための近年の活動状況と生産実態について金正恩総書記に報告した」と報じた。

金正恩氏は、「最近、行われた核反撃仮想総合戦術訓練でその科学性と信頼性、安全性が厳格に検証された国家核兵器総合管理システム『核の引き金』の情報化技術状態」を調べたうえで、「準備された核反撃作戦計画と命令書を検討した」という。

また、「わが党の核力量増強路線は徹頭徹尾、国家の万年の安全と地域の平和と安定の守護にその目的がある」としながら、「いつにでも、どこにでも核兵器を使用することができるように完璧に準備されてこそ、永遠に核兵器を使用しなくなる、想像を絶する強力で優勢な核戦力が攻勢的な態勢を整えてこそ、敵がわれわれを恐れてわが国権と制度と人民にあえて手出しできないようになる」と強調した。

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そのうえで、「兵器級核物質の生産を先を見通して拡大し、引き続き威力ある核兵器の生産に拍車をかけていかなければならない」と述べ、「核兵器研究所と原子力部門に提起される綱領的課題」を提示した。