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国連安全保障理事会で2017年12月22日に採択された制裁決議2397号は、すべての国連加盟国に北朝鮮労働者の新規雇用を禁じ、すでに派遣されていた労働者についても2019年12月22日までに送り返すことを義務付けた。しかし、技能実習制度などを悪用する形で、中国に10万人、ロシアに2万人の労働者が派遣されていると伝えられている。

そのうちの一部は、ロシアの占領下にあるウクライナのドンバスに再派遣されることとなった。

(参考記事:「ウクライナに行きたくない」北朝鮮労働者9人、韓国に亡命

一方、中国やロシアから遠く離れたアフリカでも、中国人労働者と偽った北朝鮮労働者が派遣されていることが判明した。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

外交筋によると、西アフリカのセネガルでは、北朝鮮訛りの言葉を使う労働者がホテルの建設現場に向かう様子が確認されたという。その数は全体で50人ほどだ。中国湖南省の企業が、セネガル第二の都市トゥーバで北朝鮮の建設会社と協力して北朝鮮労働者を雇用し、上下水道改善などと進めている。

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なお、セネガルは北朝鮮と友好関係にあり、自国に建設する銅像を北朝鮮の万寿台(マンスデ)創作社に発注していた。

(参考記事:手抜き工事にピンハネ疑惑…トラブル続発の北朝鮮「アフリカ銅像ビジネス」

別の外交筋によると、北アフリカのアルジェリアでも、170人ほどの北朝鮮労働者が、第二の都市オランで、中国国営企業に雇用され働いている。中国企業は、現地政府のガバナンスが弱いことを利用して、自国労働者より人件費の安い北朝鮮労働者を雇用しているとのことだ。

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昨年7月には30代の労働者が建設現場で転落死する事故が発生し、現地メディアは中国人労働者と報じたが、実際は北朝鮮労働者だったという。

アルジェリアに10年間居住している韓国人は、RFAの取材に、滞在書類の更新に市役所に行ったところ、北朝鮮労働者を見かけたと述べた。また、北朝鮮の労働者と話を交わしたことがあるという別の情報筋は、彼らは宿舎もなく、工事中のマンションの地下で寝泊まりし、塩漬けのコメを食べ、酒と酵母を混ぜて醸造した酒を飲んでいると証言した。

劣悪な環境で働かされている彼らの月給は40ドル(約5470円)から350ドル(約4万7900円)。額にかなりの差があるが、いずれにせよ、そのほとんどを北朝鮮当局に上納させられる。

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一方、昨年12月にインド洋の島国セイシェルで、中国漁船の船員6人が逮捕された。船長は、逮捕された船員以外を含めて、乗り組んでいる14人全員が中国人だと述べたが、モーリシャス移民管理局の調査で、6人の北朝鮮人が含まれていることが判明した。