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韓国の主要メディアは25日、北朝鮮が外貨稼ぎのためにロシアに派遣した労働者9人が集団で離脱し、昨年11~12月にかけて韓国に入国していたと報じた。ロシアの侵攻を受け戦闘が続くウクライナの東部・ドンバス地方に派遣さるのを恐れ、脱北を決意したという。

9人は20代~50代の男性で、一部は現役の軍人だという。北朝鮮は軍傘下の建設会社などを通じ、上意下達で統制の容易な兵士を、ロシアに多数派遣していることが知られている。

北朝鮮は昨年7月、ウクライナ東部の親ロシア派勢力が統治する「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を独立国家として承認するなど、ロシアによるウクライナ侵略を一貫して支持している。

また、ロシアのアレクサンドル・マツェゴラ駐北朝鮮大使は同月18日、「北朝鮮と(ドネツクとルガンスクの)共和国の協力の可能性は非常に幅広い」と言及。それ以降、北朝鮮はドネツクに派遣する労働者の選抜を進めていると、ロシア国内の対北朝鮮情報筋が韓国デイリーNKに明らかにしていた。

(参考記事:ウクライナ東部への労働者派遣に積極的な北朝鮮、対象人員を選抜

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さらに、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は10月、ドンバス地方への派遣を懸念し、ロシアの現場から北朝鮮労働者の離脱が相次いでいると伝えていた。