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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、軍需を担当する第2経済委員会が前日午前、「党中央に贈呈する超大型ロケット砲の性能検閲のための検収射撃を行った」と明らかにした。3発が発射され、目標に命中したという。

また1日未明、「朝鮮人民軍西部地区のある長距離砲兵区分隊は、引き渡された超大型ロケット砲で1発のロケット砲弾を朝鮮東海に向けて射撃した」と伝えた。

一方、31日に党中央委員会本部庁舎前で行われた贈呈式では金正恩総書記が演説。「軍需工業部門労働者は、この10月下旬から人民軍に実戦配備する600ミリ多連装ロケット砲車の増産を決意し、一致奮起して忠誠の生産闘争を展開」したと明らかにした。

続いて「第8回党大会が示した国防工業革命の重要目標を達成するための現行生産を進める中でも、巨大な砲車を追加的に2日間に1門(両)ずつ、はては2門も組み立てる過程を通じて、当該連合企業所は驚くべき生産記録を生み出した」と称賛。

また、「軍需工業部門労働者が党と革命に贈呈したあの武力装備は、軍事技術の面から見ると、高度の地形克服能力と機動力、奇襲的な多連発精密攻撃能力を備えており、南朝鮮の全域を射程圏に入れ、戦術核の搭載も可能であるため、将来にはわが武力の中核的な攻撃型兵器として敵を圧倒的に制圧すべき自己の戦闘的使命を果たす」と述べ、兵器の能力を誇示するとともに、韓国を威嚇した。

12月31日に行われた600ミリ多連装ロケットの贈呈式(2023年1月1日付朝鮮中央通信)
12月31日に行われた600ミリ多連装ロケットの贈呈式(2023年1月1日付朝鮮中央通信)
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金正恩氏は「軍需工業部門労働者の献身的な増産闘争によって極めて重要な攻撃型武力装備を一挙に30門(両)も人民軍部隊に追加引渡することができて、私は大いに感動させられ、まったく感無量」だとも述べた。