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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は19日、前日に行われた新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射が成功し、「わが国家戦略武力を代表することになる新型重要戦略兵器システムに対する信頼性と世界最強の戦略兵器としての威力ある戦闘的性能がはっきり検証された」と伝えた。試射には金正恩総書記が立ち会った。

同通信によれば、「平壌国際空港で発射された新型大陸間弾道ミサイル『火星砲―17』型は、最大頂点高度6040.9キロまで上昇し、距離999.2キロを4135秒飛行して朝鮮東海の公海上の予定水域に正確に着弾した」という。

金正恩氏はこれを受け、「われわれの核戦力がいかなる核威嚇も抑止することのできる信頼するに足るもう一つの最強の能力を確保したことが改めて確認された」と述べた。

18日、金正恩氏の立ち合いの下に行われた大陸間弾道ミサイル「火星17」の試射(2022年11月19日付朝鮮中央通信)
18日、金正恩氏の立ち合いの下に行われた大陸間弾道ミサイル「火星17」の試射(2022年11月19日付朝鮮中央通信)

また、「最近、わが国家周辺での米国と敵対勢力の軍事的威嚇が露骨になっている危険極まりない情勢はわれわれをして圧倒的な核抑止力向上の実質的な加速化をより緊切に求めている」と指摘。続けて「米帝国主義者が同盟国に対する『拡張抑止力提供強化』と戦争演習に執念をしながら朝鮮半島と周辺地域で軍事的虚勢を張れば張るほどわれわれの軍事的対応はいっそう攻勢的に変わるようになるであろう」と宣言した。

さらに「敵が核打撃手段を頻繁に引き込みながら引き続き威嚇を加えてくるなら、わが党と共和国政府は断固と核には核で、正面対決には正面対決で応える」としながら、「核戦略兵器を絶え間なく拡大、強化していくべきだというわが党の国防建設戦略について再び強調」したという。