「住民の生活苦を把握したのに、民生の解決策は出さず、ミサイル発射にもったいない外貨を使い果たしているのか」(RFAが伝えた市民の声)
(参考記事:「金持ちまで餓死」北朝鮮国民がさまよう阿鼻叫喚の巷)一方、平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋によると、現地住民は「人民のオボイ」で公開されたこの報告書に目が行ったようだ。
スパゲッティ奉仕実態を把握した状況と対策報告
シャンパンを生産することについての党の方針実行状況を把握した資料と対策案
当然、住民は怒りの声を上げている。
「トウモロコシ飯ですら腹いっぱい食べられないのに、最高尊厳(金正恩氏)が批准したスパゲッティとチーズ供給、シャンパン生産とはどういうことか。住民はスパゲッティやシャンパンが何かも知らないのに、これを把握した対策案を最高指導者の人民愛だと宣伝するとは、人民を欺く虚偽の宣伝だと憤慨している」(情報筋)
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮にスパゲッティやシャンパンがないわけではなく、首都・平壌や地方の大都市には、外国人観光客や国内の富裕層に外貨を使わせる目的で作ったイタリア料理店が存在する。しかし、一般庶民には高嶺の花であることは言うまでもない。
思わぬところから、国民との感覚のズレがあらわになり、プロパガンダが逆効果を生んでしまったというわけだ。
(参考記事:イタリアのシェフ、金正日氏のグルメライフを暴露…「将軍様」が苦手なモノは?)人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面
(動画:「人民のオボイ」で各種報告書が映る箇所)