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北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、米韓が「朝鮮半島を巡る情勢を故意に激化させている」と主張するロシアの研究者のインタビューを引用する記事を配信した。

インタビューは、ロシア科学アカデミー東方学研究所朝鮮・モンゴル課長のアレクサンドル・ウォロンツォフ氏とタス通信との間で行われた。北朝鮮は、ウクライナ問題をめぐりロシアを支持する姿勢を示している。ロシアとの良好な関係を誇示しながら、米韓を牽制する意図があるようだ。

同通信によると、ウォロンツォフ氏は「現在、米国と南朝鮮が朝鮮民主主義人民共和国をあおり立てているという感じがする。平壌が一日も早く核実験を行うことを彼らが願っているようだ」と述べた。

また、「ワシントンとソウルは、自分らの急進的な行動を弁解する口実を設けるためにやっきになって朝鮮民主主義人民共和国が核兵器実験を行うように強要している」と強調した。

さらに、韓国の脱北者団体が北朝鮮に向け、物資やクスリ、金正恩総書記を批判するビラをつけた大型風船を飛ばしたことについて、「北南関係の緊張を激化させたもう一つの根源となった」と指摘した。

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つづけて、「4月に、朝鮮民主主義人民共和国では新型コロナウイルス感染者が大々的に発生した。感染の根源を究明するために共和国で組織された調査委員会は、非武装地帯からおよそ10キロ離れた所で二人が気球によって散布された物品と接触して感染したという結論を下した」と新型コロナウイルスが韓国の風船からもたされたものだと強調した。

そのうえで、「紛争が新たな段階に入ったといち早く言いたくはないが、非常に近い時日内にそのようになるかもしれないし、その可能性もある」と警告した。