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日本の南海上で発生した台風5号(アジア名:ソングダー)、続けて発生した6号(トローセス)は、熱帯低気圧となり、黄海へと進んだ。朝鮮半島の各地で大雨が降ったが、北朝鮮でも被害が出ているようだ。

首都・平壌の北にある平安北道(ピョンアンブクト)北倉(プクチャン)の得将(トゥクチャン)地区炭鉱連合企業所では、数多くの坑道が水没する被害が出た。復旧を急ぐあまり、むしろ被害を大きくしてしまったと、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

炭鉱では、一部の坑道に雨水が溜まった状態だったが、それを抜くために発破を行った。ところが、他の箇所に溜まっていた水を溢れさせてしまい、むしろ14本の坑道を浸水させ、被害が広がってしまった。

誰の指示によるものかについて情報筋は触れていないが、北朝鮮の産業現場では、技術者よりも、技術を知らない朝鮮労働党の幹部が指導に当たるようになっており、誤った判断で大規模な災害につながった事例もある。

(参考記事:北朝鮮最大の亜鉛鉱山、台風で坑道すべて水没し死者多数

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浸水により炭鉱の操業が止まったことで、ただでさえ逼迫している電力事情が、さらに逼迫する危機に瀕した。というのも、ここの炭鉱で採掘される石炭は、北朝鮮で最大の発電容量を誇る北倉火力発電所に供給されているからだ。

(参考記事:北朝鮮の秋の収穫、深刻な電力不足で遅延

発電所は当局から発電量を増やせとのノルマを課せられていたが、燃料となる石炭の供給がストップしてしまい、ノルマが達成できない状況となった。中央は、技術力量課の複数の指導要員の炭鉱に派遣して、復旧の指示に当たらせている。

彼らは、3日間で坑道を復旧させよとの指示を下し、労働者は24時間体制で水抜き作業に当たった。とりあえず、作業はある程度進んだようだが、まだ問題は残っている。削岩機、巻き上げ機、圧縮機、コンベアなどすべての設備が水没して故障してしまったからだ。

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すぐには操業が再開できないことがわかり、中央から来た要員は頭を抱えている。

「普段から設備の状態が悪く苦労していたのに、水没した不良設備を引き上げて生き返らせることは容易なことではなく、一部の設備は買い替えを余儀なくされ、イルクン(幹部)は大慌てで購入に乗り出した」(情報筋)

朝鮮労働党の北倉郡委員会は、坑道の復旧費用として、郡内のすべての世帯から1万5000北朝鮮ウォン(約300円)を徴収している。

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