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今日(1日)から2日間の日程でロシアを訪問する李明博大統領は、メドベージェフ大統領と首脳会談を行い、核問題やガス管問題などの朝鮮半島の懸案を議論する予定だ。

韓国政府は首脳会談の議題と関連し、「戦略的協力パートナー関係の充実方策、ガス管問題、ロシア経済近代化における協力など、両国間の実質的協力の増進、核問題を含む朝鮮半島情勢、今後のG20首脳会議、核安全保障サミットなど、国際舞台での協力方策などを幅広く協議する嵐閨vと明らかにした。

まずは、南北露を繋ぐガス管連結事業での具体的な合意の達成が注目される。8月24日の露朝首脳会談では「ガス管接続事業で成果があった」と言われており、今回の露韓会談では、より進展した結果が出ると期待されている。

韓国とロシアは2008年に両国関係を「戦略的パートナー関係」に引き上げており、ガス管問題等の協力プロジェクトの進展が関係発展の措置になると評価されている。

ジョ・ビョンジェ外交通商部報道官は、1日の定例ブリーフィングで「現在進行中のロシアと北朝鮮との協議は、ロシアと韓国のガス協議の結果を見守りながら、(両国首脳間の)政治的意志が反映される可能性があるのではないか」と明らかにした。

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ハンナラ党のホン・ジュンピョ代表は、ガス管事業の実務協議が11月に開始される可能性があると予想している。

一方、匿名の対北専門家は「今は可視的な宣言が出る状況ではない。始めからガス管事業は、露韓間で議論が行われてきた事だ。結局、金正日を含めた3者が一緒に席に座らないことには、新たな合意は不可能だ」と展望した。

「今回の首脳会談では、ガスパイプライン事業の必要性を強調しながらも、3者間の協議体を構成するために努力するという水準に留まるだろう」と付け加えた。

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李大統領のロシア訪問は2008年以来3年ぶりで、ロシアの資源開発など経済協力に焦点を当てると予想されている。

一方、核問題では原則的な立場の確認にとどまるものと予想される。金正日は、8月の露朝首脳会談で前提条件のない6カ国協議の開催を要求し、ロシア側もこれに呼応する立場を示した。

当時、ロシアは「6カ国協議の過程で、北朝鮮が核物質の生産と核実験を暫定的に中止(モラトリアム)する事が出来るだろう」との期待感を表していた。しかし、北朝鮮の立場は、6カ国協議の再開に先立った事前措置の履行を強調している米韓と衝突しており、議論の進展は不透明である。

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東アジアでの影響力拡大を狙うロシアは、南北の仲介に乗り出すために対話モメンタムの維持に外交努力を行うと観測される。