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北朝鮮の国家非常防疫司令部が27日に発表したところによると、26日18時からの24時間で、全国で報告された有熱者(発熱患者)の数は6710人。

北朝鮮が、国内での新型コロナウイルス感染者の発生を認めた直後の先月15日には39万2920人、16日から20日までは20万人台、21日から26日から10万人台で、今月24日発表分からは1万人を切っている。

ただ、発熱患者の数が減らなければ「感染対策に問題がある」とされ、処罰されることを恐れた地方幹部が、意図的に数字を減らしているのではないかとの疑惑もある。

そしてそんな中、ある大会の開催が無期限で延期された。

(参考記事:「コロナ減ったは嘘」背景に金正恩の”軍人虐殺”残酷ショー

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デイリーNK内部情報筋によると、社会主義愛国青年同盟(青年同盟)は、今月初めに朝鮮少年団(旧ソ連のピオネールと同様の組織)の第9回大会の開催を予定していたのだが、同盟の中央委員会は突如、大会の延期を通告した。新たな開催日時については、言及しなかった。

国営の朝鮮中央通信は今年3月、6月初旬に大会が平壌で開かれると報じていた。咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋は、1号接見者(金正恩総書記に会った経験を持つ者)、チンピル(親筆、金正恩氏のサイン)の入った文書を受け取った児童・生徒など160人を大会参加者として選抜する作業が行われていると伝えていた。

しかし、今の時点で、大会開催に関する報道はない。

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なぜ、突然延期が決まったのか。情報筋の説明では、青年同盟の内部でも、コロナ鎖国により経済状況が悪く、防疫方針も非常に厳しいため、開催の可否について直前まで議論が繰り返されていたという。そして最終的には、朝鮮労働党中央委員会(中央党)が開催に難色を示したとのことだ。

4月25日に開かれた軍事パレードでは、参加者やサポートに当たった大学生の間で発熱患者が急増し、あわや金正恩氏も感染しかねない状況になった。少年団大会の開催により、同様の事態の再発を懸念してのことだ。ただし、大会に金正恩氏が参加する予定だったのかどうかは不明だ。

(参考記事:北朝鮮の「工作員養成機関」で集団感染、金正恩氏も濃厚接触か

金正恩氏は、2017年6月の第8回大会のときに「5年に1度の少年団大会をきっかけに、革命の後続部隊の担い手である少年団の代表者たちを平壌に呼び寄せ、矜持と自負心を持たせよ」と次回大会の開催を指示していたが、最高指導者の指示を一時保留にするほどの感染状況ということなのだろう。

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大会の改めての開催だが、情報筋は難しいと見ている。

「無期限で待機せよとのことだが、すでに6.6節(少年団節)を過ぎており、感染状況が好転したとしても、今年中に少年団大会が開催される可能性は高くないと思われる」

コロナに加え、「急性腸内性伝染病」の感染も広がっている。集団行動、人海戦術を得意とする北朝鮮にとって、つらい状況が続きそうだ。

(参考記事:北朝鮮の「急性腸内性伝染病」、少なくとも800世帯で発生、コレラ、腸チフスか

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