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北朝鮮の国家非常防疫司令部の発表によると、今月13日18時からの24時間で、全国で報告された発熱患者の数は2万9910人。ピーク時の10分の1まで減っているが、患者の数を減らさないと、対策を怠っていると処罰されることを恐れた地方政府が、過少に報告しているとの疑惑が浮上している。

そのため北朝鮮全体の状況は不明ながら、一部地域からは「むしろ患者が増えている」との情報が伝えられている。

中国との国境に接する咸鏡北道(ハムギョンブクト)会寧(フェリョン)では、先月末から発熱患者が減りつつあったが、最近になって再度急増に転じたと、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

その症状は、高熱よりも、咽頭痛、咳、頭痛、下痢など、コロナ感染を疑わせる別の症状が多いという。

市内の望陽洞(マンヤンドン)のある人民班(町内会)の場合、今月2日から13日までに、全世帯の半分でコロナ感染を疑わせる患者が発生した。その内訳は発熱が10人、発熱はなく別の症状が出ているケースが30人だ。

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市内の遊仙洞(ユソンドン)のある人民班では、40人の患者が発生したが、高熱が出ている者は半分で、残りは咽頭痛、咳など別の症状を見せているとのことだ。

ただ、衛生環境の劣悪な北朝鮮では、コロナ以外にも様々な感染症の流行が頻繁に発生している上に、PCR検査、抗原検査などはごく一部を除いて行われておらず、上記の数字に、どれほどコロナ感染者が含まれているかは誰にもわからない。

(参考記事:蔓延するチフスに「正体不明の新薬」で対処する北朝鮮

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市当局は、発熱患者に対しては解熱剤を配給し、非発熱患者に対しては、塩水でのうがいで対応することを推奨している。また、鼻詰まりの症状に対しては、水に塩とベーキングソーダを混ぜたもので鼻うがいをすれば、効果があると大々的に宣伝している。

情報筋は、政府が民間療法による対処を大々的に宣伝しているとして、一例として塩水に柳の葉を入れて煎じたものを飲むことを例に挙げたが、会寧市民は「そんなやり方で効果があるのか」と嘲笑しているとのことだ。

(参考記事:【北朝鮮国民インタビュー】アヘンと塩水うがいでコロナ自主隔離に耐えた

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