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北朝鮮は25日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定される1発と短距離弾道ミサイルと見られる2発の計3発を発射したが、同国メディアは26日朝の段階で、これについて報じていない。

北朝鮮はこれまで、基本的に、ミサイル発射の翌日に記事や写真を公開してきた。しかし、今月4日と7日、12日にICBMと潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、多連装ロケットとみられる飛翔(ひしょう)体をそれぞれ発射したが、いずれも報道しなかった。

かつて北朝鮮は、兵器開発については徹底した秘密主義を取り、ミサイル発射の事実さえ積極的に公開してこなかった。発射データや写真が迅速に公開されるようになったのは、金正恩総書記が最高指導者となって以降だ。

ウクライナに侵攻したロシア軍の劣勢や、中国に対する米国と同盟国の包囲網強化など軍事情勢の変化を受けて、北朝鮮が秘密主義に回帰した可能性もある。

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一方、韓国軍合同参謀本部は今回発射されたミサイルについて、ICBMは新型の「火星17」、短距離弾道ミサイルは北朝鮮版イスカンデルとして知られる「KN23」と推定している。