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北朝鮮で大々的に行われている「嘆願事業」。農村や炭鉱など3K労働の場に、若者に無理やり嘆願させて行かせるという、北朝鮮お得意の動員手法だ。しかし、うまくいっていないようだ。きつさに耐えかねて逃げ出す者が多いのだという。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋は、道内の機関、企業所に務める若者を対象にした嘆願事業が行われており、実際にそれらの地域に向かう若者が多いが、数ヶ月も耐えられずに逃げ帰ってくるのが実情だと伝えた。

「行っても皆(都会に)戻ってくる。嘆願だろうが何だろうが関係ない。嘆願して行っても、働くのが嫌になれば言い訳をして(戻ってくる)」(情報筋)

(参考記事:北朝鮮「陸の孤島」に閉じ込められたエリート女子大生の絶望

その手法というのは、これまた北朝鮮でよく見られるものだ。病院に行って、院長にワイロを渡し、「もう働けない」という確認書を発行してもらい、都会に戻るというものだ。

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また、都会に戻らずとも、協同農場の幹部にワイロを渡して、仕事をせずに遊んで暮らしている者も多いという。農場は、農作業に必要なビニール膜や肥料を購入する予算が得られるため、農業の素人を働かせるよりもよっぽどいいと考えているようだ。

(参考記事:秋の収穫も「黒いカネ」で解決、ワイロはびこる北朝鮮社会

一連の嘆願事業だが、北朝鮮で行われるこの手のキャンペーンには、率先して参加する人々が必ず存在する。そういう人たちは「嘆願の空気を扇動することにより、行った先で将来的に幹部になれるかもしれないとの思惑を抱いている」と、情報筋は指摘した。

逃げ出したり、サボったり、邪心を抱いたりなど、純粋な愛国心と忠誠心を抱いて嘆願事業に参加する人は少ないと述べた情報筋は、毎年多くの若者が農村や炭鉱に送られているにも関わらず、毎年国営メディアや公の講演会で「行け」と騒ぎ立てるのは、結局底に穴の開いた器から水が漏れるように、人がどんどんいなくなっているからだと看破した。

(参考記事:各地でトラブル続発、北朝鮮の農村「嘆願」事業

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平安南道(ピョンアンナムド)のある幹部も、毎年嘆願事業が行われているのに、常に農村や炭鉱では人手が不足しているとし、表向きは若者が朝鮮労働党の呼びかけに応じて集団で向かったかのように見えても、入党さえできればすぐに都会に戻ってしまう者が多いと実情を明らかにした。

この幹部のいる地域には、都会から嘆願事業でやってきた若者に加え、兵役を終えて「集団配置」でやってきた除隊軍人も多くいるが、いずれも内部の熱誠分子に煽られ、入党のチャンスが得られるとの話を聞いて、仕方なくやってきた人が多いとのことだ。中には、高等中学校(高校)のクラス全員がやってくる場合もあることもあるが、強制的に連れてこられたため、働こうとしない人が多く、入党できればすぐに逃げ出してしまうという。

当局は愛国心、忠誠心などと宣伝を繰り返しているが、若者たちは、自分たちが不足する労働力の穴埋めで、仕事を押し付けられていることを見抜いており、この事業を利用するに過ぎず、全体的な反応は冷淡だと、この幹部は述べた。

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