北朝鮮「陸の孤島」に閉じ込められたエリート女子大生の絶望

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北朝鮮では昨年来、労働力が不足する農村や炭鉱に、都市部の若者が赴任を希望する「嘆願事業」が公判に行われている。だが、嘆願とは形ばかりで実際は半強制だ。

嘆願させられているのは、教師の卵とて同じだ。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

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咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は、市内のエリート大学である、呉仲洽清津(オジュンフプ・チョンジン)師範大学を卒業した学生200人のうち、20人が農村地域の学校に嘆願することを強いられたと伝えた。多くは女子学生と見られる。

嘆願の対象地域として選定された学校は、道内でも最も生活環境が劣悪な慶興(キョンフン)、茂山(ムサン)、吉州(キルチュ)、漁郞(オラン)、穏城(オンソン)の各郡の山奥にある。通常の手続きで配属された若い教師は、1年も耐えられずに、上司にワイロを渡したりして、他の地域に行ってしまい、慢性的な教師不足に悩まされている。

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嘆願を強いられている卒業生は、それを免れるために必要な強力なコネがなく、長年の兵役を終えてようやく大学に入った除隊軍人も多く含まれている。山奥の基地からようやく抜け出せたのに、また山奥に戻ることになり、本人はもちろんのこと、親も頭を抱えているとのことだ。

両江道(リャンガンド)の情報筋も、道内の師範大学の卒業生の一部が奥地の学校に嘆願することを強いられていると伝えた。庶民の多い外文学部(外国語学部)、歴史学部、数学部に「嘆願者」が多く割り当てられたことから、「不公平ではないか」との声が上がっている。

平地の非常に少ない両江道は、ごく一部の都市部を除いては、ほとんどすべてが「陸の孤島」のような奥地だ。各師範大学では、嘆願する学生を祝う公演で「党の教育政策を奉じて、社会主義後備隊を育てる事業に職業的革命家として任務を尽くせ」などの言葉が投げかけられたが、「強制的な嘆願なのに、教える意欲が湧くのか」と情報筋は疑問を挟んでいる。

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何もせずにいれば、農村から一生抜け出せないことになるため、上役にワイロを渡したり、無断で逃げ出したりする教師が続出することが考えられる。

(参考記事:各地でトラブル続発、北朝鮮の農村「嘆願」事業