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北朝鮮の金正恩総書記の妹である金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党中央委員会副部長は2日、韓国の徐旭(ソ・ウク)国防相が北への「先制攻撃」に言及したとして談話を発表し、「(韓国は)深刻な脅威に直面するかもしれない」と警告した。また、朴正天(パク・チョンチョン)党書記も同日、同様の談話を出した。いずれも朝鮮中央通信が3日付で伝えた。

徐氏は1日、陸軍ミサイル戦略司令部の改編式に出席し、「軍は射程と正確度、威力が大幅に向上した多量・多種のミサイルを保有し、北のいかなる標的も正確かつ迅速に打撃できる能力を備えている」と言及。さらに、「ミサイル発射兆候が明確である場合は発射点と指揮・支援施設を打撃できる」と強調した。

これに対して金与正氏は、「核保有国を相手に『先制打撃』をやたらにうんぬんし、自分らにも決して有益でない軽率な空威張り」だと非難。「狂っている」「くずだ」などと、言葉を極めて徐氏を罵倒した。

(参考記事:金与正「秘密警察幹部ら8人処刑」…北朝鮮国内で恐怖の対象

さらに、「南朝鮮軍部がわれわれに対する深刻な水準の挑発的な刺激と対決意志をさらけ出した以上、私も委任によって厳重に警告する」としながら、「われわれは、南朝鮮に対する多くのことを再考する」と表明した。

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一方、朴氏は「南朝鮮軍がいかなる誤判によってであれ、わが国家を相手に先制打撃のような危険な軍事的行動を強行するなら、わが軍隊は容赦なく強い軍事力をソウルの主要標的と南朝鮮軍を壊滅させるのに全て集中する」と警告した。