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北朝鮮の金正恩総書記が西海衛星発射場を現地指導した。日時は不明。朝鮮中央通信が11日、報じた。

金正植(キム・ジョンシク)、張昌河(チャン・チャンハ)の両氏をはじめ軍需工業、国防科学研究部門の指導幹部と国家宇宙開発局の活動家らが同行した。

北朝鮮は2月と3月に計2回、偵察衛星開発のための実験を行ったとしており、いずれの発射についてもミサイルとは表現していない。金正恩氏は今回の現地指導で、「大型運搬ロケットを発射できるように(以下略)」と述べており、2017年11月以後に行われていないICBM(大陸間弾道ミサイル)級のミサイル発射実験を、近く行うためのカモフラージュである可能性がある。

金正恩氏は西海衛星発射場の各所を見て回りながら、「大型運搬ロケットを発射できるように発射場区域とロケット総組立および連動実験施設、衛星連動実験施設を改修、拡張し、燃料の注入施設と補給系統を増設し、発射管制施設の要素と主要技術場を近代的に改修、拡張することに関する課題を与えた」と同通信は伝えた。

また、「わが国家の遠大な宇宙強国の夢と抱負が種のように埋もれている西海衛星発射場を朝鮮の国威にふさわしく遠い将来を見通して宇宙征服の前哨基地、スタートラインに立派に転変させるのはわが党とわれわれの時代の宇宙科学者、技術者の崇高な責務である」と語った。