北朝鮮国営の朝鮮中央通信は6日、同国の国防科学院が5日に極超音速ミサイルの試射を行ったと伝えた。北朝鮮の極超音速ミサイルの試射は、昨年9月28日に続き2回目。金正恩総書記は立ち会わなかったもよう。
(参考記事:北朝鮮、極超音速ミサイル発射と発表「防衛力を全面強化」)
同通信によれば、試射では「ミサイルの能動区間の飛行制御性と安全性を再確認し、分離した極超音速滑空飛行戦闘部に新しく導入された側面機動技術の遂行能力を評価した」という。
また、ミサイルは「発射後、分離して極超音速滑空飛行戦闘部の飛行区間で初期発射方位角から目標方位角へ120キロメートルを側面機動して700キロメートルに設定された標的を誤差なく命中」し、「冬季の気候条件の下での燃料アンプル化系統に対する信頼性も検証した」としている。
さらに同通信は「試射を通じて多段階滑空跳躍飛行と強い側面機動を結合した極超音速滑空飛行戦闘部の制御性と安全性がはっきり誇示された」と強調した。