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北朝鮮北部の両江道(リャンガンド)で、貿易に関する会議が開かれた。中国との国境に接し、合法・非合法の貿易が経済の中心となっていた両江道だが、昨年1月にコロナ対策として国境が封鎖され、一切の貿易ができなくなり、地域経済は深刻な不況にさらされている。さて、会議では多くの人々が待ち望んでいる「例の話」は出たのだろうか。現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

朝鮮労働党両江道委員会(道党)は12月20日、「今後5年間の国家経済発展計画に徹底的に貢献する貿易にならなければならない」として、貿易に関する会議を開き、道内のほとんどすべての貿易関連のイルクン(幹部)が参加した。

冒頭で道党は「伝染病ウイルス(コロナ)により、過去2年間にわたり貿易活動が発展できず、道内の経済建設に甚大な影響が出た」として、貿易の停止により経済に深刻なダメージが出ていることを認めつつ、貿易が再開されれば、どの分野が最も急を要するかについて参加者に問うた。

これに対して「現在、人民の食糧問題(の深刻さ)が頂に達しているだけあり、食糧が現実的に最も切実」との話が出た。また、「すべての経済活動において原料、資材(の輸入)がストップしており、エネルギー難も深刻な状態」という指摘もなされた。

貿易イルクンは、早期の貿易再開で国民の食糧問題、工場、企業所、協同農場の資材問題を解決しなければならないと主張したということだ。

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だが、それに対する道党の回答は少し的はずれなものだった。「カンパニア(キャンペーン)式に勢いを持って行う癖を捨てるべき」「国の外貨が出入りする問題だけあって、もっと深く分析すべき」というもの。

また、「上位の単位のイルクンは特殊単位と云々し、個人・機関本位主義(利権の独占)を全面に掲げてきた」「このような旧態依然とした歴史を根絶やしにしなければならない」とも指摘した。

そして、不正行為に関する指摘もなされた。「一部個人と協力して、国家経済とは関係のない品物をむちゃくちゃに取り寄せる行為は、全く許されない」「非社会主義・反社会主義行為が現れれば、徹底的に党的、行政的、法的に厳罰に処す」とのことだ。

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これだけでは分かりづらいが、何かが不足したとして、大慌てで無計画に輸入したり、貴重な外貨を浪費したり、「うちだけは特別」だと利益を独占したり、韓流コンテンツなど違法なものを持ち込んだりすることは許されないという意味合いだ。

その場にいた貿易イルクンが最も聞きたかったのは、貿易がいつからどのような方式で再開されるかということだが、それについての話が道党から出ることはなかったという。一部では、両江道には消毒のための防疫施設の準備が整っておらず、貿易再開への期待はあまりできないとの声が上がっている。

(参考記事:消毒施設の不備で遅れる北朝鮮の貿易再開

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貿易は、海上での瀬取りという形で極めて限定的ながら再開されていると伝えられているが、輸入されたものは食糧、営農、建設資材と必要最低限のものにとどまっている。平安北道(ピョンアンブクト)の新義州(シニジュ)郊外には、大規模な防疫施設が完成しているが、依然として稼働していない。

(参考記事:北朝鮮「金正恩就任10周年記念」で大規模な食糧配給を実施

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