北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、日本政府がソマリア沖での自衛隊の海賊対処活動の期限を1年、延長したことに対して、「海外侵略の道に出ようとする危険な行為」と非難する論評を配信した。
自衛隊は、2009年からソマリア沖アデン湾で日本の民間の船を護衛するなどの海賊対処活動を行っている。11月16日の閣議決定で、活動期限を2022年11月19日まで1年、延長することを決定した。
また、「日本『自衛隊』はすでに、『専守防衛』の原則をはるかに脱した攻撃型の侵略武力、正規化された再侵略武力に変貌した」と指摘した。
さらに、「日本の究極的目的は、軍事大国化を促し、攻撃用兵器を発展させて地域諸国を抑止し、植民地宗主国の昔の地位を回復するところにある」と述べた。
そのうえで、「日本は、過去、アジア諸国に対する侵略戦争を挑発した戦犯国、敗戦国であるばかりか、数十年の歳月が流れたこんにちまでこれに対する反省さえしていない犯罪国家である」と非難した。