公演組は、万寿台芸術団に所属する舞踊家たちで構成されている。北朝鮮で最も舞踊が上手で、容姿が整っている女性たちと言われている。
一方、「喜劇組」は漫談やコメディーをするグループで、「重奏組」はパーティー時に演奏したり、出席者たちの歌の伴奏を担当する。別名「白頭山7重奏団」と言われている。重奏団は平壌音楽舞踊大学から選ばれた才能のある20代前半の女性で構成される。
喜び組のメンバーは固定されているわけではない。金正日氏の指示によって、そのつどメンバーが増やされる。
秘密の「身体検査」
対象は、平壌をはじめとする全国の芸術専門学校の18歳ぐらいの学生たちだ。金正日氏の指示があれば、組職指導部の書記室を通じて、平壌市や道の党幹部に指示が下る。いわゆる、「5課対象者選抜指示」だ。中央党の5課でこの仕事を担当しているため、このように言われている。