喜び組の存在については、北朝鮮の住民もおおよそ知っている。住民は金日成氏や金正日氏の健康を管理する「万寿無彊研究所(現基礎科学院)」と共に、金正日氏に「喜び」を与えるために存在する公演団であると理解されている。
1997年、北朝鮮の工作員によって暗殺された金正日氏の甥である李韓永(イ・ハニョン)氏は、「主に水曜日と土曜日に開かれる金正日総書記の秘密パーティーで、喜び組が登場してその場の雰囲気をもりあげる」と証言した。
李氏の証言以前には、1995年に脱北して韓国に来た舞踊家の申英姫(シン・ヨンヒ)氏は、「北朝鮮で喜び組だった」と告白。彼女は、自身の体験を基に、ベールに隠された喜び組の選抜過程、構成員、役割などを暴露した。
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日韓以外の海外メディアも喜び組について報じている。