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北朝鮮では、日本と同じように家に上がるには玄関で靴を脱ぐ。農村部の住宅の場合、縁側から直接家に上がれるようになっている点も日本と同じだが、このような構造のせいで、あるモノの窃盗事件が相次いでいる。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

核実験場があったことで知られる咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡の情報筋が伝えたのは、地域で多発する靴の窃盗だ。

以前にも同様の事件があるにはあったが、狙われたのは高価な靴、新品の靴。しかし最近では、新品だろうが履き古したものだろうが、サイズが大きかろうが小さかろうが構わず盗まれるというのだ。

郡内の温泉里(オンチョンリ)では最近、ある人が昼食を取るために帰宅して、20分もしないうちに玄関先に脱いでおいた靴が盗まれる事件が発生した。隣家では、玄関先の靴のみならず、下駄箱にしまわれていた靴も全て盗まれ、村中が大騒ぎになったという。

作業靴から子ども用の靴に至るまで手当り次第に盗まれる事件が続発し、盗難を防ぐために、靴は玄関先で脱ぎっぱなしにせず、ビニール袋や風呂敷包みに入れて家の中で保管する対策を取っている。住民は、北朝鮮の生活苦がどれほどのものかを身にしみて感じているとのことだ。

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(参考記事:「この国にはもう、食糧はないのか」北朝鮮国内で動揺広がる

一方、同じ咸鏡北道の清津(チョンジン)市の情報筋が伝えたのは、服の窃盗事件だ。

先月中旬、市内の新岩(シナム)の区域の市場で、海産物商人が作業服を脱いで、売台(ワゴン)にかけておいたところ、あっという間に盗まれたという。他の商人も相次いで、服や帽子が盗まれたと訴え、「暑くても安心して服すら脱げない」(情報筋)との声が上がってるとのことだ。

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市場は元々窃盗事件の多いところだけあり、商人は売り物を盗まれまいと目を光らせており、泥棒もそう簡単に手を出せない。代わりに何かめぼしいものはないかと物色していたところに、目に入ってきたのが服だったということなのだろう。盗んだ服は別の市場で売ったり、物々交換したりして、食糧を入手する手段になる。

服や靴が盗まれる事件が相次ぎ、「この国はこんなに貧しいのか」とため息まじりの嘆きがあちこちから聞こえるという。

「当局は(北)朝鮮が社会主義の地上の楽園と宣伝しているが、社会主義の地上の楽園とはこんなものなのか」(ある住民)

(参考記事:北朝鮮で誘拐事件相次ぐ…背景にコロナ鎖国の経済難

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