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近年、様々な悪材料で踏んだり蹴ったりの北朝鮮農業に、今年もまた強敵が出現した。

北朝鮮の一部地域で、稲の葉を枯らせて生育、収穫に致命的な影響を与える「いもち病」が広がっているというのだ。カビの一種であるイネいもち病菌が原因となるこの病気に対し、効果的な対策が取れずにいると、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。

いもち病が広がっているのは、平安南道の北部、北朝鮮が誇る大穀倉地帯「十二三千里平野」にある文徳(ムンドク)郡の一部協同農場だ。いもち病は一般的に低温で多雨な年に発生しやすいが、異常高温と日照りに苦しむ今の北朝鮮には当てはまらない。

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は先月26日、「7月中旬までの降水量は全国平均21.2ミリで、平年の25.8%程度であり、1981年の気象観測開始以降2番目に雨が少ない」「ほとんどの地域で暑さが続き、農作物が日照りの被害を受け始めている」と報じている。また、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の土壌中の水分は20〜50%だとも伝えているが、平安南道でも同様と思われる。

いもち病発生のもう一つの原因は窒素肥料のやりすぎだ。情報筋は、1970年代に窒素肥料のやりすぎでこの病気が発生して苦労したと振り返っているが、今となっては贅沢な話だ。コロナ鎖国により肥料が極度に不足する今、肥料のやりすぎは考えにくい。

(参考記事:「尿2リットル供出令」で深刻な肥料不足を乗り切ろうと焦る北朝鮮

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そうこうしているうちに、いもち病は、隣接する肅川(スクチョン)、平原(ピョンウォン)の両郡に広がり、さらには西海岸一体の穀倉地帯全体に拡大する勢いだ。

対処方法としては殺菌剤や木酢液の散布などが挙げられるが、こちらも当然のように入手が困難で、農民たちは手をこまねいてみているしかないという。

「イネが実る前に拡散を塞がなければならない。しかし、薬がなく打つ手がない」(情報筋)

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豊作が全く期待できない今年の農業。一部では、飢饉に備えた「代用食糧」を今から用意せよとの指示も下されている。

(参考記事:「泥炭入りパンを作れ」食糧難の北朝鮮が断末魔の呼びかけ

もはや海外からの援助に期待するしかないと思われる中、韓国統一省は先月末、NGOに対して、人道目的の対北朝鮮援助物資の搬出を承認した。今後北朝鮮が物資を受け取るか否かが鍵となる。

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