北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が28日、朝鮮戦争休戦68周年に際して、平壌の「友誼塔」に献花した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮は朝鮮戦争(1950年6月25日〜1953年7月27日)を「祖国解放戦争」とし、勝利したと主張している。中国人民志願軍は1950年10月25日、朝鮮戦争で北朝鮮を支援するために参戦した。友誼塔は中国人民志願軍の戦死した軍人を顕彰するために建設された。「中朝友誼塔」ともいわれる。金正恩氏が友誼塔に献花することで、親密な中朝関係を誇示する狙いがあると見られる。
趙甬元(チョ・ヨンウォン)、李日煥(リ・イルファン)、チョン・サンハク、李炳哲(リ・ビョンチョル)、朴正天(パク・チョンチョン)、クォン・ヨンジン、李永吉(リ・ヨンギル)の各氏が同行した。
金正恩氏は「共和国が最も苛酷で困難な峠に直面した時、わが人民の聖なる歴史的闘争を血潮で支援した中国人民の貴い精神と功績は繁栄する社会主義朝鮮とともに不滅である。血縁的きずなで結ばれた朝中親善は共通の偉業のための道で代を継いでしっかり継承されるであろう」と語った。