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北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は8日、北朝鮮の建築物には「世界に誇るに足る社会主義文明が映っている」と主張する署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

金正恩氏は今年3月、「平壌市1万世帯住宅」と普通江(ポトンガン)周辺に800世帯の「護岸段々式住宅区」を新しく建設する計画を打ち出すなど、平壌を中心とした建設事業に力を入れている。一方、2019年10月に金剛山(クムガンサン)観光地区を現地指導した際は、韓国側が建設した施設を見て「見ただけでも気分が悪くなる」と罵倒した。論説は、金正恩氏が主導する建設事業の権威を高める意図があるようだ。

(参考記事:「見ただけで気分が悪くなる」金正恩氏、金剛山の韓国施設を罵倒

論説は、「建築物を一つ打ち建てても、人民大衆の物質的・文化的、思想的・美学的要求を最も高い水準で充足させ、人民大衆の自主的かつ創造的な生活を徹底的に保障することに奉仕するようにすべきだというのが、わが党の意図である」と主張した。

また、「今、わが国家の首都をいっそう美しくて壮大に変貌させようとする党中央の雄大な構想と決心に従って、平壌市の1万世帯住宅の建設と普通江川岸段々式住宅区の建設が本格的に推進されている」と述べた。

そのうえで、新しい住宅建設によって、「社会主義文明の中心地としてのわが首都の現代性と主体的な建築発展の面貌が誇示され、人民に発展した生活の環境と条件、他人にひけを取らない物質的・文化的福利が提供されるようになる」と強調した。