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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は6日、弾道ミサイル発射をめぐり日本の菅義偉首相を名指して非難する論評を配信した。

北朝鮮は3月25日、弾道ミサイル2発を発射。ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)に落下した。これを受けて菅氏は同日、「わが国と地域の平和、安全を脅かすものだ。国連(安全保障理事会の)決議違反で厳重に抗議し、強く非難する」と記者団に述べた。

菅氏の発言に対して論評は、「われわれの自衛権に対する露骨な否定であると同時に、乱暴な侵害として絶対に看過することができない」と強調した。

また、「われわれの国防力強化の措置は、外部勢力の根源的な軍事的脅威を制圧して朝鮮半島の安全と平和的環境をしっかり守るための正々堂々たる自衛権の行使として、誰もけなすことはできない」と述べた

そのうえで、「日本こそ、地域の平和と安全を重大に脅かす張本人の一つである」とし、「他国に言い掛かりをつける前に再侵略の実現のために自国がすでに実戦配備したり、開発を進めている全ての攻撃兵器を完全かつ検証可能に、不可逆的に廃棄させなければならない」と主張した。